社員の話。権限持って主体的に動く上でのリスク許容の難しさ。

勤務先NPOに新人さんを迎え喜んでいるまーさんです。

僕は、社会的養護のこども・若者をサポートするNPOで勤務しているのですが、そこに新入社員さんが入ってきて「主体的に動く」ことと団体としての「リスク管理」について考える機会があったのでシェアします。

主体的に動ける楽しさ

前提として、自分の価値観の中でかなり重要な部分を占めるのがこの「主体的にうごける 」ということです。

決められた仕事を決められた方法で行うだけではなく、主体的に自分の想いと法人の想いで重なっているところで裁量・権限をもらって動いていく。

そうやって、団体と社会にプラスの影響を作れた時にこそ生きがいと喜びを感じる気がします。

新人さんが「主体的に動けない」のを目の当たりにしていて、自分に重ねてモヤモヤしてしまいました。

主体的に動くにはリスク管理が必要

当たり前のことですが、この考えが僕に足りませんでした。

主体的に動く、動けるのは大事だけど。。。。

その動きの先で問題が発生した時に、責任を取るのは法人。そして代表。

その配慮が足りないまま「新人さんが主体的に動けるには?」ばかりを考えて、そうできてないところにモヤモヤを感じてしまっていました。お恥ずかしい。

個人の事業でないのだから、何か大きな問題が発生したときは法人や代表がそれを被らないといけない。

そこへの配慮なしに、勝手にどんどん動くことはできないことを再確認しました。

リスク管理に関する意識統一の難しさ

とはいえ、意識統一は難しい。

リスクをどこまで想定し、どこまで許容するのか、それは取り組む活動内容や個々の経験によって大きく異なってくる。まずはそこの意識統一の難しさを感じました。

話そうと思えば、想定すべきありとあらゆるケースがあり、どれだけ時間があっても足りない。。。。

そこで大事なのが、研修だと腑に落ちました。

研修で意識統一を図ることの大切さ

研修を行うことで、新人スタッフにもリスク管理意識を持ってもらい。過去のケーススタディーで、団体としての判断基準を取り込んでいってもらう。

これが最低限必要だという結論に達しました。

ここでできる限りのリスク管理を行なって、その後はある程度権限を渡しつつ動いてもらって、状況状況の判断をあおって、より理解を深めていく。

半年や1年の期間を経て信頼関係を築いてから、多くの権限と裁量を渡していく。こうやって、長い時間が必要であることを学びました。

個人事業でのリスク管理についても考える機会に

勤務先NPOでのリスク管理を改めて目の当たりにして、個人の事業を考えた時にもっと考慮しておく必要があることに気づきました。(あと、勤務先で自分が担当している業務にももっと必要だと気づけた。)

大好きな仲間と情熱を傾けられる事業を持続的に行なっていくために、必要なもの。この認識を今もててすごく良かったです。

個人事業では、商標の獲得と規約・契約書等の作成を進めていこうと思います。

この記事を書いた人

まーさん